とある岩場、フットホールド崩壊

2012/05/26(土) 22:02

涼しい風が吹く。完登トライになりそうな予感。冒頭のトウフックをしっかり決めて、淀みなく進む。突然、足が滑って墜ちた。おいおい、なに焦ってるんだよ。と思ったら、うわっ、フットホールドが欠けたんだ。

がっつり掻き込んで振られ止めに使っていた親指大の突起が砕け散った。

ガビ~ン。

ムーブを作り直すしかない。近くの外傾ホールドをなんとか使えないか試す。駄目。スローパー帯にヒールフックを試す。とっても不安定。じりじり進んで消耗するくらいなら、中間部の若干インカットした横筋を両手保持して、足ブラでかっとんだほうがマシじゃなかろうか。やってみると、力は使うものの、指先の消耗が少なく、リズム良く動ける。こ、これはケガの功名かもしれない。

初めてマントルの体勢まで繋がった。が、ムーブが固まっておらず墜ちた。

とある岩場、新緑萌え

2012/05/19(土) 22:46

冬は落葉して日が差し込み、夏は繁って太陽を隠す。森にはインテリジェントな空調が効いてる。

静かな一日。鳥のさえずり。ブンと飛ぶ熊ん蜂(こないだ居たのと同じやつだろう)。いっとき遠い岩峰でカンカンと金属を打つ音。ヤッホーの声がする。

今日はもう潮時かなという頃に良いムーブを発見。行けそうなトライもあったけれど、逆光でホールドを見失った。しょぼーん。

とある岩場、「幻獣ガタゴン」

2012/05/12(土) 22:30

右手クロスに成功し、左手を抜くことができた。立ち込んで、遠い右手カチへ。うぅ、右足ヒールを巻き込みたいけれど、ホールドのギリギリ端に乗ってる。スリップするとアキレス腱あたりをザックリいきそう。怖い。飛び降りる。そんなトライを何回か繰り返したのち……。

ヒールがきちんとホールドに乗っているか、ちらっと振り返った。下から探りながら1手ずつ進める良いスタイルで登れたのが嬉しい。

ほっ。本日のノルマ達成を祝い、カップ麺を食らう。課題名の由来を考える。岩を鷲掴みする木の根っこを足跡に見立てたのだろうか。

荷物をまとめて、次の課題へ。今日は貸切かな、と思いきや、「八海山」のあたりでS田さんがソロボルダリング中。しばし話したのち、ルンゼを詰める。遠くから、こんにちは~ッと呼びかけられた。イグポン……じゃなくて、まい さんであった。そして、ナゾの頬被り男……じゃなくて、I井さんであった。

早春のようなピリッとした空気。一年中、これくらいの気候だといいな。

とある岩場、モンマルトル便り

2012/05/05(土) 22:48

「幻獣」でこってり絞られたあと、写真で見た岩を探しに行く。

パキッ、ポキッと何者かが登ってくる気配。熊ッ!? ……じゃなくて吉田さんであった。ジーンズ姿のくつろいだスタイル。今日は登らず、スポッターモードとのこと。

掃除職人のSJさんはすでに上の岩にいた。「イグポンタ」の難解さに首を傾げつつ、SDスタートからつなげて「カミオカンデ」第二登。

お次は、もう少し上の岩でフェースからスラブ課題。吉田さんの号令のもと、SJさんが見る間に苔を掃除する。登る前から「キタロウ」「ネコムスメ」という名前が飛び交う。何か世間話のつながりであろうか。が、やがてSJさんが「この岩、キタロウに見えてきた」と仰天発言。そ、そうですかねぇ。

そうこうするうち、I井さん、初めてお会いする甲府の消防士さんが登ってきた。皆で登る。課題名「キタロウ」。吉田さん「何級ですか」。私「3級だと思います」。内容的には「イグポンタ返し」と呼んでいいかもしれません。左のラインも登る。課題名「ネコムスメ」。

この辺りはモンマルトル岩と呼ばれている。お洒落なカフェに入りたくなるネーミングであるが、そんな瀟洒な風情ではない。由来をきくと、なーるほどぉ。加えて、マントル課題が多いところも掛けてあるんだな。

激悪リップの奥にポケットがある「マントルだけインドラ」課題など冷やかしつつ、午後は暮れた。私は早仕舞いしたけれど、そのあとA田さん(実は朝から来てた)が懸案の課題を手中に収めた模様。脱いで本気出した甲斐がありましたね。

あ、そうだ。写真で見た岩であるが、ダメ元で吉田さんに見せてみた。暗く、写りが悪いので無理だよな。……と思ったら、

「あぁ、この岩ですか。うんぬんかんぬん。この岩からン十メートル下ったところに、こんな登れそうな岩もありますよ」

流石です。

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