ザ・ロック(10b)でアップ。これが花崗岩なら何ということはないスラブであるが、表面が風化してモロいので四苦八苦した。
雪中行軍(12d)の核心は相変わらず解決できない。一度、1本目のボルト付近でガバが剥離して落石を起こした。自分は落ちずに済んだ。気持ちが萎える。ワイルドボアゴージ方面でも激しく盛大な落石が起きていた。東南壁方面は大丈夫だったろうか。
リバイアサン(13a)をさわる。 ワイルドボアゴージをはじめとする前傾壁群がRock&Snow1998春夏号で大々的に発表される以前、赤本の写真を見て、 憧れていたルートである。ビレイヤーの居るテラスから虚空へとせり出してゆく未体験のクライミング。一見、ホールドは懸かりがよく、 間隔も決して遠くない。が、ルーフに近い傾斜のなかで保持し、つなげるのは至難の業である。ヌンチャク掴みまくりで終了点まで抜けた。 腹筋がやけに疲れた。普通にロワーダウンすると、テラスに戻れないので回収も必死である。
憧れの君はちらりとも微笑んでくれなかった。
松ちゃんは下駄と味噌焼き(12b)にトライ。モロくて登りにくそうである。
本日のミッドウェーウォールは暑いくらいであった。陽だまりでコーヒーを飲みながら、「暖かくなってきたことだし、 スポーツクライミングの世界に戻ろうか」と話した。
「赤点クライマーの日々」に関連記事あり。