スポンサーサイト

--/--/--(--) --:--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

スポンサー広告 | コメント(-) | 編集

壁の中にいる時間を短くする、という戦略

2007/03/07(水) 21:55

もうずいぶん昔の話であるが、小山田大さんのメランジ(小川山マラ岩)完登の模様が「ザ・ チャレンジャー」というテレビ番組で放送された。その中で「だいたい1分半くらいで登ってるんですけど、 それでも僕の今の力では遅いって感じなんですよね。だからもっとペースを上げないと、すぐ前腕がパンプしちゃうっていうか、 疲れて落っこっちゃう」と語っていたのが印象深い。

壁の中にいる時間を短くする、という戦略は重要だと思う。

この戦略が功を奏した経験が一度ある。北川の岩場にある錦ヶ浦。前半は薄かぶりのボルダー、 後半はどっかぶり。中間部にあるピナクル状のガバで長時間レストするのだが、完全に回復することはなく、えいやっと後半に突っ込み、 最後のルーフを乗り越すところで微妙に力尽きる、というトライを何度となく繰り返した。全ムーブが固まり、自動化しているのだが、あと一歩、 力が足りない。そこで考えた。まともに休める場所がない前半のセクションをスピードアップしてみよう。すると、 中間部のガバで左右の手を入れ替えてしつこく休んでいるうちに、完全に回復した。レストの仕方がうまくなったわけではない。 そこに至るまでの消耗が少なかった。すなわち「回復のための余力」があったのである。まるで今ルートの取り付きに立ったかのように、 呼吸もおさまり、前腕もフレッシュな状態。頭上にはルートの半分を残すのみ。ルーフ下のレストでもゆったりとシェイクする余裕があり、 確信をもってルーフを乗り越すことが出来た。

<<  腕を伸ばすといふこと  |  ホーム  |  登攀するティラノサウルス  >>

コメント

きん: No title

同感です。力×時間=パワー。この積分されたパワーをセーブするということですね。ただ、速過ぎると大きな力を逆に使ってしまうので、あくまで流れるような動きで滞りなくスムーズにという感じなんでしょうね。日ごろジムでスピードを意識してトレーニングしていないと実践では出せないですよね。先日、H田氏の乾杯RPを見ていましたが。H田さんは、いつもですが、ムーブが速くて、それでいて驚くべきスムーズさです。スピード戦略を証明してくれてると思います。
2007/03/08(木) 07:18:07 | URL [ 編集]

無名クライマー: No title

小山田さんのメランジも30秒くらいで登っている印象なのですが、実際には軽く1分を超えています。ルーフに近い前傾壁に長時間はりついていたら、どんなにムーブを洗練しても疲れますよね。
2007/03/08(木) 08:07:40 | URL [ 編集]

: No title

ようやく日本語が使える環境になりました。
最近はリハビリに専念してらっしゃる様子ですね。カンボジア滞在を短くしたので21日に日本に帰ります。K師の体調如何ですが、24,25日辺りどこかの岩場に如何でしょう?
ビレイの件、充分気を引き締めてまいります。
2007/03/16(金) 22:11:19 | URL [ 編集]

無名クライマー: No title

年度末で相変わらずお忙しモードでですが、暦どおりに休めます。灼熱の石灰岩で鍛えたパワーを見せてください。
2007/03/16(金) 22:58:41 | URL [ 編集]

コメントの投稿

 (省略可)
 (省略可)
 (省略可)
管理者にだけ表示を許可する

 ホーム
copyright © 2007 こーどれす らいふ all rights reserved.
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。