城山、ミッドウェーウォール、霧雨

2007/01/20(土) 23:02

未明。テントの薄い生地がパラパラと鳴った。雪? 首を出すと、空は灰色。天気予報は外れた。

霧雨のミッドウェーウォール。どのルートも上部は表面が風化したスラブである。 時間がたつにつれてトップアウトが難しくなるのは目に見えている。おまけに岩が冷たい。 JNCCルートの1ピッチ目(10b)でアップしたけれど、指先の感覚がなくなり、テンションをかけそうになった。 モチベーションはドン下がり。前回残置した古いロープをアプローチにフィックスして次回に備える。

松ちゃんは前回ムーブを固めているので、TO FAR AWAY(12a)に果敢にヌンチャクをかけにいく。本気トライでは、 下部スラブを越えたところでスリップ。すぐにロワーダウンして登り直し、完登。

手ぶらで帰るのは勿体ない気がする。ヌンチャクを借りて1回だけトライさせてもらう。やはり核心は遠い。ルート名の由来であろう。 テンションしたあと、凍えた手の感覚が戻るまで随分時間がかかった。ヌンチャク回収。早仕舞い。

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城山、ミッドウェーウォールで日向ぼっこ

2007/01/14(日) 23:20

「冬の伊豆くんだりまで来て、わざわざ日陰のエリアで過ごすこともないよね」

というわけで、ミッドウェーウォールへ。取り付きは草付きの傾斜地。一部のルートではビレイヤーはセルフビレイが必須。 最上部には狭いながらも寛げる場所がある。

雪中行軍(12d)を3回トライ。ボルト4本目と5本目の間、左手アンダーを差したあとの1手核心。解決できず。先週に引き続き不調。 ムーブを探っている最中に右手がハーフクリンプの形のまま引き攣る。重症。ヌンチャク回収。

雪中行軍(左)とTO FAR AWAY(右)
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TO FAR AWAY(12a)でもやりますか?」という松ちゃんのお言葉に甘えて、ヌンチャクを借りて1回トライ。 核心部で松ちゃんはリーチいっぱいの右手クロスムーブ。私はリーチで負けているので、右手アンダーに持ち替えて左手を出すほうが良い。

TO FAR AWAY(12a)で豪快なクロスムーブ
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ひねもす草地で日向ぼっこ。遠くチューブロックを登る米国人のコールを翻訳したり、インナーウォールの荒ぶる岩壁を眺めたり、 大仁の町のさんざめきを聞いたり。昼下がり、ワイルドボアゴージがしんしんと冷える頃、ミッドウェーウォールはいちばん暖かくなる。

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城山、トップ・オブ・ザ・ワールド、ダメダメな一日

2007/01/08(月) 23:16

眠れなかった。一晩中、強風がテントをばたつかせて、頭を揺さぶった。やっと風がおさまって、うとうとした頃、明るくなった。 松ちゃんは車中で熟睡し、朝飯のあとには直腸の蠕動運動がおもむくまま出すものを出して快調である。

ワイルドボアゴージ。松ちゃんをビレイ中、ロープを握る手のひらが引き攣る。一昨日ジムで登った疲れが抜けていない。 安全環を回すだけでパンプを感じる。

トップ・オブ・ザ・ワールド(12d)にトライ。ボルト4本目と5本目の間、 核心ムープの最中に指が引き攣るのには閉口した。もう片方の手でロックオフして、ほぐしながら次の手を出した。 保持力のなさをカバーしようとして、フチが鋭利なポケットを皮膚でひっかけて処理したら、指の腹が抉れて流血した。

絶不調を口に出したからといって、どこからともなく新しい力が湧いてくるわけではない。このまま何喰わぬ顔で登り続けて、完登の暁に 「実は……」と打ち明けたなら、さぞかしカッコいいにちがいない。

しかし生やさしいルートではなかった。気力だけでは如何ともしがたい。4回のトライで精根尽きて、ヌンチャクを回収したあと、 思い切り愚痴をこぼした。

モンキークライ(12c)を登るクライマー
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城山、トップ・オブ・ザ・ワールド、ワンテン

2006/12/29(金) 23:11

前夜発テント泊。快晴。松ちゃんと。ワイルドボアゴージに9時頃到着。

松ちゃんがファンタジーランド(10b/c)でアップ中、 30?はあろうかと思われる巨大フレークが崩落しそうになる。両腕でかかえてロワーダウン。先週末にはグラついていた程度だったが、 先日の大雨(と寒気による氷結、融解)で緩んだのだろうか。 右隣のラストショー(12a)からは日がな一日、シャワーが落ちていた。

オレゴン魂(12b/c)も雨水の通り道らしく、びしょ濡れ。 このルートは乾いていても岩が黒ずんでいる。前回さわったので決着をつけるつもりで来たけれど、他のルートに転進するしかない。

新しい標的は、トップ・オブ・ザ・ワールド(12d)。古いトポでは、 風の囁き(12b)とジゴロ(11b/c)の間に、 プロジェクトとして紹介されている。

1回目のトライで、一通りムーブを解決して終了点まで抜けた。4回目のトライでワンテン。 5本目のボルトで苦手なバックハンドクリップに手間取った。次回トライするときには自分でヌンチャクをかけたい。

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城山、偵察行2日目

2006/12/24(日) 22:22

河原の朝。眼前に聳える岩壁。堤防を犬を連れて散歩する人。ジョギングする人。霜をガサガサいわせながらテントをたたむ。 ファミレスへ直行し、朝食。ワイルドボアゴージに9時頃着いた。

イージー(9)でアップ……と思ったら、やけに難しく、 あとでトポを確認したらファンタジーランド(10b/c)だった。

Go Wrong(10b)でもう一本アップ……と思ったら、ラストショー(12a)だった。 アップ気分では勝負にならない。ファンタジーランド側へ逃げた。

さて、オレゴン魂(12b/c)。ハング越えのムーブがわからない。 体勢に入ったあとの右手ランジは問題ないが、その体勢に持ち込むまでの数手がわからない。昨日トライしていた人のムーブを試してみたが駄目。 サイズがちがうせいだろうか。急激にモチベーションが低下して、ヌンチャクを回収した。

20世紀の宿題、オーバードライブ(11d)でお茶を濁す。昨日ルートを間違えるくらいだから、 ホールドは全然おぼえていない。1回目は3本目と4本目の間でテンション。2回目に完登。評判にたがわず良いルートだと思う。松ちゃんも気に入ったらしく、この冬、 猛チャージをかけるべく、いや、年内に登るべく、早々に次回のビレイ予約を承った。

休憩中、ミッドウェーウォールを偵察。往路はワイルドボアゴージ下部から登り返した。 帰路はリキッドフィンガー上部を腐った残置フィックスに慄きながらトラバースした。

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